間違いないキャットフード選び

あなたは大切な「猫ちゃん」のために、キャットフードをどのように選んでいますか?CMで有名だから、食いつきがよいから、安いから。。。

そんな選び方ではダメ!大事なポイントは4つです。


フード選びの4つのポイント

健康な猫ちゃんのためにフードを選ぶ際には、ポイントは4つです。

  1. 総合栄養食
  2. ドライ系フード
  3. プレミアムキャットフード
  4. グレインフリー

この4点を抑えてキャットフードを選びましょう。
それではひとつづつポイントをチェックしていきましょう。


ポイント1:「総合栄養食」

「総合栄養食」というのは、猫ちゃんが必要とする栄養素をバランスよく全て含んでいるフードのことです。

「総合栄養食」と水があれはOK!

この「総合栄養食」という名称は、ペットフード公正取引協議会が定める基準を満たした商品にのみ使用することができます。そして、「総合栄養食」のフードと新鮮な水だけで、健康を維持できることを示しています。

そのため、まず選ぶべきなのは、「総合栄養食」という表示があるものになります。

ちなみに、これ以外の表記のもの(「療法食」「間食」「その他の目的食」)は猫ちゃんの状況に応じて与えるものになります。

参考ペットフード公正取引協議会


ポイント2:ドライ系フード

キャットフードには、乾燥しているドライ系フードと、缶詰などのウェット系フードがあります。選ぶのは、「ドライ系フード」です。

理由は単純、ドライ系は、ウェット系より与える量が少なくて済むからです。

ウェット系だけだと食べきれない!?

ドライ系 45g~60g(200ccの計量カップで約3/4カップ)

ウェット系 5缶

1日に必要な栄養素を摂取するために必要な量を比較してみると、ウェット系のみで必要な栄養を取れるようにするには、1日2回程度に分けて与えるにしても、食べきれないほどの量を与えなくてはいけなくなります。

※3kgの猫ちゃんが1日に必要なカロリーを約160kcal~210kcalとした場合

※必要カロリーの計算方法は「一般社団法人ペットフード協会」を参考にしています。


ポイント3:プレミアムキャットフード

「プレミアムキャットフード」とは、猫ちゃんの健康を考えた栄養バランスのよいキャットフードのことで、猫ちゃんに適した栄養を摂取することができます。

猫ちゃんにとって大切な栄養素は「タンパク質」です。そのタンパク質の中でも、猫ちゃんにとって最適な高品質な動物性タンパク質が多く含まれているのが、プレミアムキャットフードになります。

添加物不使用表示に注意

プレミアムキャットフードは、人口添加物、合成着色料といった、猫ちゃんの体に悪影響をおこぼす可能性があるものを使用していないものがほとんどです。

但し、明確な定義はなく、何がどれくらい含まれていれば良い、何が含まれていてはいけない。ということはありません。

中には、添加物不使用と書かれたものもあります。しかしながら、完全無添加のキャットフードはありません。

栄養バランスをよくするために、ビタミンなど何らかの添加物は含まれています。これは仕方のないことなので、何が含まれているのか表示をよく確認するようにしてください。


ポイント4:グレインフリー

「グレインフリー」とは、穀物を使っていないという意味です。

ここでいう、穀物(grain:グレイン)とは何のことでしょうか?

キャットフードで穀物とは主に「イネ科穀物」のことを言います。わかりやすく言うと、米・大麦・小麦・トウモロコシなどです。

これらのイネ科穀物を、他の穀物・穀類に置き換えたフードになります。

いったい何に置き換えているかというと、「イモ類・マメ類」です。つまりは、サツマイモやジャガイモ、エンドウ豆などです。

猫ちゃんは穀物を消化できない!?

何のためにグレインフリーにするのかというと、大きくは3つ理由があります。

  1. 猫ちゃんは元々肉食動物で、穀物をほとんど消化できない
  2. 皮膚疾患や下痢などのアレルギーの発症が懸念される
  3. 血糖値が上がり、肥満や糖尿病の原因になりかねない

猫ちゃんにとって必要なのは、タンパク質であり、穀物ではないのです。


4つのポイントをクリアしたフード

4つのポイントをクリアしたキャットフードにはどのようなものがあるのか、徐々にお伝えしていきたいと思います。

  1. 総合栄養食
  2. ドライ系フード
  3. プレミアムキャットフード
  4. グレインフリー